第37章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活④~櫻井×二宮~
【 潤side 】
翔くんが、でれっとしただらしない顔で、
ニノの事を見ている。
なんだかな~…(´-ω-`)
その顔…
俺が憧れてた頃の翔くんは、
もっと顔も、顔つきも、
なんなら身体も、もっとシャープで、
無駄なものなんかなくって…
ほんとう~にカッコ良かったんだ。
あ、まあ、今もカッコいいけどさ(^^;
カッコ良くないとは言わないけど…
相葉くんたちに揶揄われて
真っ赤になるニノを見ているその目は、
もう、緩みきってて、見てらんないよ…
ニノにしても、変わったよな~って思う。
もっとクールで、
どっか斜に構えてて、一歩引いてる様な、
そんなところが魅力でもあったんだけど。
翔くんと付き合うようになってからは、
恋する乙女のような…
いつも潤んだ瞳で、何だか艶っぽくなって。
外では、相変わらずだけど、
俺たちだけの時は、
翔くんに恋してるのを隠さないから。
結婚して暫くたったら
それも落ち着くのかと思ったら、
いつまでたってもそんな顔して、
恋する乙女の目で翔くんを見てる…
感心するくらいのレベルで。
……ほら、今も…
大野さんと相葉くんに揶揄われて、
翔くんに助けを求めてる…
その目……
上目遣いで、俺が見てても
守ってやりたくなっちゃうような…
そんな視線を受け止めてるくせに、
翔くんは笑って見てる…
あの人、結構なSなんだな…きっと。
あ、ついにニノが逃げ出して、
翔くんの後ろに隠れた。