第37章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活④~櫻井×二宮~
俺が相変わらずかずの後姿を見つめていると、
「余計なお世話かも知れないけど…」
徐に松潤が声を発した。
んんっ??
俺に言ったのかな?
首を傾げて、俺?と自分を指さすと、
松潤は、大袈裟に、そう!と頷いた。
「あのさ~、私服にとやかく言うつもりないけど~…、ニノのTシャツ?首があんなに伸びてないやつにした方がいいよ~」
首が…??
ああ、まあ確かに、首は伸びてて、
かなり着古した感じではあるけれども。
そんなこと、松潤が…
「はい、翔、おまたせ~♪」
「あ、ありがと~…」
かずが俺の前にグラスを置いた。
あ……
これか~…(;´∀`)
首が伸びて大き目に開いた胸元、
そこから……
夕べの、愛の営みの痕跡、
薄紅色の赤い華が二つ咲いていた。
やべっ//////(>_<)
「んっ?どしたの?」
俺は、くすくす笑う松潤を横目に、
かずに、鎖骨の下を指さて、見るように促した。
「え??」
俺に言われて、気付いたかずは、
慌ててTシャツの首をかき集めて握りしめた。
そこへ、相葉くんと大野さんが入ってきた。
ったく//////(*´з`)
間がいいのか悪いのか…
「おはよ…あれ?なになに??ど~したの?」
変な空気を察知して、相葉くんが
興味津々で聞いて来た。
「いや!なんでもない、なんでも…」
「え~??何?なんか面白い事あったんでしょ?」
「にの~?何隠してるの?」
大野さんはかずに直球だ。
「ん?何が~?何も隠してなんかいないけど~?」
………
「見せてよ~?何隠してるの??」
「やめろよ!何すんだよ~!やめっ」
「ちょっと、相葉く…」
かずの両手を持って広げた相葉くん、
例の赤い華を晒すことになったかず…
それを覗き込んでる大野さん…
笑って肩を揺らしている松潤……
なんなの??
これ…
そんな中、かずは真っ赤になっていた。
それはそれで、もう堪らなく可愛らしい♡♡
↑旦那!助けなさい!!