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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第37章  『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活④~櫻井×二宮~


【 雅紀side 】

ちょっと揶揄っただけで、
真っ赤になってさ~…

ニノってこんなに可愛かったんだって、
翔ちゃんと付き合うようになってから知ったよ。

いや、待てよ?
翔ちゃんと付き合うようになってから
変わったのかな~?

昔のニノは、ちょっと冷めてて
小生意気なイメージだったけど。


翔ちゃんはどっから見てもノーマルだから、
ニノがいくら好きでも、
絶対ダメだって思ってた。

ニノが、翔ちゃんを好きなのは、
何となく分かってたけど…

まさか、ホントに告白するなんて
思わなかったし、

翔ちゃんがそれをOKするなんて、
信じられなかった。

だってさ、
これはニノには可哀想だから
言ってなかったけど。

ずっと前に翔ちゃんと飲みに行ったとき、
『男同士ってありか?』
って話をしたことがあった。

俺は、無いとは思うけど、絶対じゃない。
ってそう言ったら、
翔ちゃんは、『俺はないかな~?』
って…
そう言ったんだ。

だから、ニノに、やめとけ、って
そう言ってやりたかったけど。

俺の思い違いだったら大変だし、
まさか告白するなんて思ってもみなかったから。

翔ちゃんが、楽屋で
ニノの肩を引き寄せ、
『俺たち付き合ってるから』
って…そう宣言された時は、
ビックリして心臓が一瞬止まったよ。

でもさ…

良かったよね~
幸せそうで…

そんな痕付けられて、赤くなってて…

俺も嬉しいよ、ホントに。




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