• テキストサイズ

風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第37章  『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活④~櫻井×二宮~


【 翔side 】

「おっはよ~♪」
「おはよ」

俺の少し後ろを、眠そうな顔でかずが付いてくる。

楽屋に入ると、松潤が来ていた。

「あ、おはよ~」

相変わらず、スタイリッシュだな~(^^;

松潤は、グレーのハットを被り、
薄い色のサングラスをかけていた。

家からここに来るだけだよな~?


そう思って自分たちを見ると、
俺はデニムにTシャツ。

着古して、洗濯してないように見えるかもしれないけど…いや、実際してないけど…
一応さ。
これ、ビンテージだから、洗わないのは
俺の拘りな訳。

Tシャツは、相葉くんのお土産…
2年くらい前に貰ったやつ。

まあ、お世辞にも『スタイリッシュ』とは
言えないのは、自分でもよく分かっている。

んで。
100歩譲って俺はいいとしよう。

特筆すべきは、俺のパートナーの方…

下は伸びきったスエット。
上は、これまた首元が伸びきったTシャツ。

これでも、パジャマじゃないからね~?


あ…まあ、夕べは、風呂からバスタオル巻いただけで、そのままベッドルームに直行🎵

朝まで何も着ないでで寝てたから、
パジャマから着替えたって訳でもないんだけど。
↑ハイハイッ…(;一_一)


松潤は、パソコンの画面を観ながら、
チラッと俺たちを見て、
直ぐに目を反らせた。
でもその口元は、少し笑っていて…

………なんだよ~?
なんかおかしいか??

俺とかずは、松潤の前のテーブルに並んで座った。

「翔、カフェラテでいい?アイス~?」
「あ、うん…アイスでいい…」

甲斐甲斐しく俺のために動くかずを、
俺は愛おしいのを見る目で、眺めていた。

……可愛いな♡いつもいつも…(´-`*)


俺は、ぼんやりと、
かずの薄い腰に見惚れていた。

夕べの事が、浮かんできて、
思わず顔が緩んでしまうのを、
自分でも気づかないから恐ろしい。

/ 999ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp