第6章 『甘いのがお好き』~松本×二宮~
《二宮side》
潤は、ホントに可愛い❤
クルクル変わる表情に、
感情を直ぐに映す大きな目。
そんでね。
とっても素直。ストレートな性格は、
時として誤解され、
周囲とぶつかることもあるけど、
いつも一生懸命で、
決して手を抜かない潤。
そんな彼のこと、
俺にないものを持ってる彼のこと、
リスペクトしているのは、俺の方。
俺の芝居がいい、とか、
俺の作る歌が響くとか、
手放しで誉めてくれる潤だから、
一緒にいて、心がほんわか、するんだ。
俺のこと、甘やかしてくれるから。
.....で。
そんな真っ直ぐな潤が、
真剣な顔してカードとにらめっこしてる。
....どっちでもいいのに♪
だって、どうせ、2回目は
チェンジする気だし(^-^)
明日は俺、休みだから、
ちょっと無理しちゃおうかなって...
俺の腰を心配して、
潤は絶対に無理させない。
いいのに...って言っても、
「明日はVSだから、ダメだよ!」
ってね(^^;
だから、俺のことを抱きたい潤は、
たかがカード選ぶだけなのに、
コンサートの打ち合わせん時みたいな、
超真剣な顔してる。
そんな彼が、
マジで、可愛い❤
たがら、2回目交代のことは、
言わないでおくんだ♪
....意地悪じゃないよ!
いいことは、引っ張れば、
引っ張るぼと、知ったときの喜び、
倍増すんじゃ~ん?
「ほら、どっちでもいいからさ。
早く選んでよ~!」
「...うん..どっちにしようかなぁ..
えっと...う~ん......
よし!こっちにする!これ!!」
.......すげー気合い入れて
捲ったカードは、
♥のエースだった....