第6章 『甘いのがお好き』~松本×二宮~
そして、その夜。
お揃いの白いバスローブを着て、
ベッドの上で二人。
胡座をかくニノの前で、正座の俺。
さっきからニノの新作を
いくつか見せられた。
マジで、そこら辺のマジシャンより、
全然ニノの方がすげー//
すげー//...けどさ。
そろそろね...❤
ちょっとソワソワしだした俺を、
ニノが上目遣いで見てる。
分かってるくせにさ、
焦らすのは、ニノの得意技だ。
焦らされて、はぐらかされて、
いよいよ...ってときには、
もう俺は、すっかりニノのいいなりで。
まあ、それでも『MMN』だけどね。
...あっ、ちなみにMMNって、
『全く問題ない』だよ(^^)v
↑ウィッシュの彼ではありません!
「はい!じゃあ、最後はこれね!」
そう言って、ニノは2枚のカードを
ベッドの上に伏せて置いた。
「こっちは、♠のエース。
これはじゅんじゅんね♪
んで、こっちは♥のエース。
...俺ね♪
潤がどっちかとって良いよ。
♠だったら、今夜は俺が下。
♥だったら、潤、下ね♪
....いい?それで(^^)」
「...うん、いいよ...」
「じゃあ、選んでいいよ~♪」
........
......ゴクリッ////
( 〃▽〃)恥ずい!
唾を飲む音が、ニノに聞こえちゃった///
ニノはニヤニヤしながら
俺を見てる。
俺は裏向きの2枚をジーと見てから、
おもむろに右のカードを
裏返した。