第37章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活④~櫻井×二宮~
深夜……
俺たちは、愛を分け合う…
この間、アンティークショップで買って来た、
スタンドライトの灯りが、
縺れあう俺たちを
ぼんやりと浮かび上がらせている。
「んぁ…翔…もっと、欲しい…」
「かず…可愛い…好きだよ…」
「ああ、翔…俺も…俺も大好き…」
「…かず…もう、俺…」
「きて…一緒に、イキ、たい…」
熱で潤んだかずの瞳に吸い寄せられるように、
俺はその唇に自分のを重ねた。
突き上げながら、貪る様な口づけを交わすと、
脳みそが蕩けそうになる…
何なら少し、
溶けて耳から出るんじゃないかな?
↑想像したら怖いけど(;'∀')
唇を離し、カズの顔をじっと見つめると、
その目は、早くその先へ行きたいって、
そう強請っていた。
「かず…上になって…」
俺は抜けないように抱き締めたまま体勢を入れ替え、そのまま腕を引いて、胡坐の上に載せた。
「ああっ、翔…こんなの…」
「フフフッ…好きじゃん…上になるの…」
「………」
かずは黙って膝を開くと、
ゆっくり上下に腰を動かしだした。
俺から、咥え込むかずの孔が良く見えた。
「かず…気持ちイイの?
凄い締め付け、だよ…」
「あぁ、そんなの…分かんないよ…」
恥ずかしそうに眼を伏せながら、
かずが一段と激しく腰をくねらせて、
自ら快楽を貪る…
「ああ、翔、凄い…気持ちイイ、もっと、下から…
お願い、強く突いて…」
可愛い奥さんの願いを叶えるべく、
俺は後ろに両手を付いて、
下から思いっきり腰を送った。
「やぁああっ…」
予想を超えた悦楽に、かずは後ろに仰け反った。
その背中を慌てて支え、
俺はさらに彼を追い詰める。
「あああ、翔、イクよ…あぁ、もう…イッちゃうよ~」
「俺も…出そう…もう、出すよっ」
その瞬間、
かずの細腰を抱えて、思いっきり愛を注ぎ込んだ。