第35章 『SHO-WHITE〜森の奥で〜』~?×??~
それから、美しい王子様は、雅紀が作る美味しいたけのこご飯や手打ちそばのお陰で、どんどん元気を取り戻していきました。
雅紀「ねえ、名前は?」
??「潤」
智「潤…潤はどっから来たの?」
ニノ「来た時は死んじゃうかと思ったよ~」
3人はせっせと彼の世話をします。でも、翔は…
潤「ねえ…君は?どこから来たの?お姫様…だよね?」
翔「…知らない…教えてあげない…」
潤「嫌われちゃったのかな…」
翔「……」
そしていよいよ明日が翔の20歳の誕生日。
ニノ「ねえ、翔?どう??見つかった感じする~?真実の愛ってやつ…」
雅紀「見つかったよね!だって俺たち、こんなにいっぱい愛しあってるもん!」
智「泡になんかないんないよね?大丈夫だよね?翔!」
翔「う~ん…だぶん…」
潤「真実の愛って?…どう言う事…なの??」
潤の言葉に、3人と翔は、一斉に潤を見た。
そう、潤もすっかり回復し、
そろそろ国に戻ろうかとしていた。
ニノ「…念のため…潤にも愛してもらう?」
雅紀「そうだ!それがいいかも」
智「翔はおいらたちのもんだけど、消えちゃったら困るしな~、翔、そうしろよ!」
翔「……」
ニノは、今までの話を潤に話して聞かせた。
雅紀「だから、潤、お願いだから翔の事、愛してあげてよ」
潤「…わかった…俺でよかったら…」
智「よかったね~!翔…」
ニノ「さあ、俺たち向こうに行ってるから、ちゃんと可愛がってもらうんだぞ~」
ニノが翔を潤の前に差し出し、潤が翔の手を取ろうとした、その時…
翔「いやっ//////」
智・雅紀・ニノ「翔……」
翔は急にどうしたというのでしょう?
3人は心配になって翔の顔を覗き込みました。