第34章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活③~櫻井×二宮~
「ヤダっ///重いってば!」
「ふふっ、愛の重み❤かな?」
……
俺は盛大に吹き出した。
もう///翔って、ホントに…
そのまま俺は寝室に拉致られ、ベッドに優しく寝かされた。
翔は俺を寝かせたまま、大急ぎでクローゼットを開け、何かを探している。
「翔…?何してるの?」
「これこれ…久しぶりに、コレ使ってみよっか?」
翔が出してきたのは、ピンクの可愛い玉子みたいな…
所謂、大人のおもちゃ。
ちょっと眉を顰めつつも、俺は拒否しない…
だってさ。
嫌いじゃない…
翔もそんなの分かってる…
ちょっとすれ違いかけてた気持ちを確かめ合った後だから、普通に抱き合うのかと思えば。
変化球で来たね…(-ω-)/
いいよ…望むところだよ♪
「翔のスケベ」
でも、ちゃんと、俺は俺らしく…ね♪
抱き締められて、唇を奪われる。
少し強引で乱暴なキスが、俺の劣情を煽る。
「あ…んっ…やっ…」
「…やじゃないでしょ?ここ、こんなに尖ってきたよ?」
そう言いながら、翔が俺の胸の先を甚振る。
知ってるって。だってさっきから総毛だって、翔のくれる甘い刺激が、俺の脳髄を痺れさせるんだもん。
…もっとして欲しい…もっと、酷くしてもいいから…
「痛っ///」
翔に硬くなった粒を噛まれて、思わず仰け反った。
「カズ…カズが、そうして欲しそうだったから…違う?」
「……」
俺は黙って翔を見つめた。
何でそんなに俺のこと分かっちゃうんだよ///
悔しい…
悔しいけど…嬉しい。だから…
「翔…もっと…シテ…」
俺は両手で薄い胸を持ち上げて、翔に差し出した。
翔は嬉しそうにニヤッと悪い顔で笑って、俺の粒を甘噛みした。
……甘い疼きは、俺の中心に伝わり、もう雫を溢れさせていた。