第33章 『君が好き scene2』~松本×櫻井~
その宣言通りに、その後風呂場で襲われて、
今度は『俺の愛受け止めて~』って。
中に出されて...
結構な運動量だったため、俺はベッドに俯せて、ぐったりしていた。
そんな俺の髪に、さっきから何度も軽い音だけ立てて、唇を押し付けている、この男...
まさかとは思うけど...まだスル気かよ~(-.-)
俺は気付かない振りして目を閉じていた。
そしたら、髪から頬に降りてきた唇は、俺の耳にキスの雨を降らせ、最後には軽く噛んできた。
「ちょっ///潤!くすぐったいよ~!!」
「あれっ?翔くん、寝てるかと思ったのに...」
...ってさ(-ω-)/
そんなことされてて、寝てられる訳ないでしょ!
「あのさ...言っとくけど、俺もう無理だよ?死んじゃうから..」
「翔くんは、寝てるだけでもいいよ~❤」
俺は慌てて起き上がり、潤の顔を見た。
その顔は、してやったりのニヤニヤ笑いを浮かべていた。
....こいつ...俺のこと、揶揄ったんだ(;一_一)
「じゅ~ん!...」
怒った顔した俺に、おでこをコツンとつけて、
「嘘だよ♪翔くんとこうして抱き合ってるだけでもいい...それだけでも、すげぇ~幸せだから❤」
って。
「...いいけどさ。その前に、お前、何度ヤッタんだよ~?」
「あ...、そうだった❤」
......全く...
何だかんだ、俺、潤に振り回されてるのかな?
そんで、それがなぜだか、嬉しいんだ...
あの『嵐の松本潤』を、俺が独り占めしてるんだって。
ファンの子には申し訳ないけど、
こいつ...俺んだからね♪
潤の腕の中、幸せに浸りながら、とろとろし始めたその時。潤が、
「明日さ、一緒に出掛けようね~、翔くん❤」
と言った。
「えっ?明日って...」
だって仕事が...?