第33章 『君が好き scene2』~松本×櫻井~
【 翔side 】
じゅんが、俺の中で熱を放つ。
俺から飛び出した欲は、手の平で受け止めきれずに、潤の腹に零れ落ちた。
あああ...気持ちイイ...気持ちイイなんて言葉じゃ、全然足りない。
目を閉じて、快楽の余韻の波に漂っている俺に、潤は手を握って、
「見せて...」
と言った。
何も言わずに手のひらを開いて見せると、
潤はその指を咥えて熱を舐め取った。
上目遣いで俺のことを見つめて、舌を動かす潤...
「...その顔..エロい..」
揶揄う様に言ってやったのに、潤は満足そうに俺の指を舐めてから、ニッコリ笑った。
.....やっぱ、マジで、天使じゃん!
「翔くん...」
潤が俺を包み込んで強く抱き締めた。
そして耳元で、
「エロ可愛い翔くん...ご馳走様❤」
と言った。
...エロいのも、可愛いのも潤のくせにさ...
↑エロい自覚はないらしい...(^^;
「このまま、抱き合って眠りたいよ~」
「ふふ、甘えて~❤...つーか、中に入ったままだけど...」
「あれっ?気付いた?」
「当たり前だよ!!もう~///」
潤は笑いながら俺から出て、胡坐をかいて横を向いた。
ゴムの始末をするために。
太腿に手を掛けて、そっとそれを覗くと、
「ちょっ///翔くん、見ないでよ~」
焦る潤が可愛いから、少し揶揄って見たくなる。
「だって、俺への愛が、どの位なのか、確認しなきゃって...そう思ってさ♪」
「確認って!...こんなのでは測れないからね~?」
そう言いながら外して口を縛ったゴムの中は...
まあまあの量の白い...
↑皆まで言うな!
潤はそれを素早くティッシュに包んでごみ箱に捨てると、俺に飛びついてきて、
「なんなら、まだまだいけるけど~?」
って...
そう嬉しそうに言った。