第33章 『君が好き scene2』~松本×櫻井~
【 潤side 】
翔くんの背中が、綺麗にしなり、
だんだんとピンク色に染まってくる。
気が付いたら、俺はもう夢中で翔くんを追い込んでた。
余裕の振りして見せたけど、それも、もう限界...
実際マジで、そろそろヤバい...
「...翔くん...俺...」
翔くんは、切なげな表情で俺を振り返り、
「潤...」
そう低く囁くと、俺を引き寄せ、唇を押し当てた。
......いつもそうだ。
この人に魅了され、俺は堕ちていく...
「...一緒に、イこ?」
にっこりほほ笑むその顔は、やっぱり女神なんだ...
翔くん...俺だけの女神...
俺は翔くんの身体を反転し、座った俺の上に乗せた。
俺の首に手を回し、片方の手で自身を握ると、翔くんは俺の上でゆっくり動き出した。
俺も、翔くんの背中を抱いて、激しく奥を穿った。
汗で光る翔くん身体が、ライトに照らされて...
何て綺麗なんだろう...
翔くんが扱き上げる愛しい『しょうくん』と、
結合部から漏れる、クチュクチュという卑猥な音が、ますます大きくなる。
「..潤...ダメ..もう...イキそう..」
「...翔くん...俺も...もう..ヤバいもん...」
「..ああぁ...潤...」
「...ああ...もう出る...イクよ...イクッ...んんっ///」
その瞬間、噛みつくように翔くんの熱い唇が降ってきた。
翔くんの中で、俺が熱を放つそのタイミングで、翔くんの先からも、熱が放たれ、その綺麗な手を汚した。
「翔くん...愛してる...」
「...潤...俺も...愛してるよ」
嬉しくて...幸せで...
櫻井翔という一人の人間を、今この瞬間、腕の中で独り占めしていることが...
夢のようで。
幸せすぎて...怖いくらいだよ...