第33章 『君が好き scene2』~松本×櫻井~
【 翔side 】
意地悪な顔した潤が、俺に言う...
強請れって...
中に入れたまま、動かない指。
そっと腰を上下に揺らし、自ら快楽を追い求める...
だけど、全然足りないよ...
...こんなの...俺じゃない...
恥ずかしくて...涙が零れる...
でも...
「スケベな翔くん...ほら~、言えるでしょ?
それじゃ、好きなとこには、届かないよ?」
ドS!!意地悪大王!......だけど、好き...
「..潤...イキたい...イかせて...お願い」
待っていた俺の言葉に、潤は満足そうににやりと笑った。
「オッケイ~♪よく言えたね...ココ、でしょ?」
潤の指が、その場所を強く引っ掻けて擦り上げる。
「ああああ///」
焦らされて、もう虫の息だった俺の背中を抱き寄せ、潤はソコばかりを執拗に刺激した。
「...あ..あ..あっ...潤..イクイクイクッ..やぁあっ///」
膨らんだ俺の先から、一気に飛び出した熱は、腹を白く汚した。
...震えが止まらない...
目尻から、生理的な涙が溢れ出た。
潤は、その涙を唇で拭うと、そのまま腹に飛んだ飛沫を舌で舐め取った。
「...潤...」
「ふふふっ、たくさん出たよ。翔くんの味がする...」
「潤...ぎゅって、して...」
もう...
素直な気持ちで、して欲しいことを強請ってしまう...
突き出した両腕を捕まえて、潤が俺を強く抱き締めてくれる。
幸せに、うっとり目を閉じて潤を感じていた俺は、首に回していた手を解き、そっとじゅんに触れた。
ソコは、硬く大きくなっていて、俺と同じに、
小さいパープルの布を押し上げていた。
「潤...欲しい...」
そう言いながら、指を根元に滑らすと、潤は小さく吐息を漏らした。