第33章 『君が好き scene2』~松本×櫻井~
【 潤side 】
エレベーターが最上階に着いた。
「翔くん、行こ❤」
俺が差し出した手を、翔くんは迷わず握った。
ドアを開けて部屋の中に入ると、バタンという音とともに唇を奪った。
「あんっ...じゅ...」
いきなり激しく舌を絡めると、翔くんもそれに応えてくれる。
ドアに翔くんの肩を押し付けて、翔くんの甘い唇を貪るように奪い、ぽてっとした唇を啄むと、翔くんから甘い吐息が漏れる。
「舌...出して」
「...こう?」
おずおずと差し出されたイヤらしい舌を吸い込み、激しく絡めた。
「...あぁ...じゅん..ねえ...」
「...翔くん...好き...大好き...」
「...潤..ちょっ...お願い...」
「んっ...しょおくん...あいしてる...」
「ちょっと!」
「ふえっ!?」
翔くんは俺をやっとのことで押して身体を離し、
俺のことを睨んでいる。
「玄関でいきなり、長過ぎだよ!」
「だって...」
「夜は長いんだから~...ゆっくり..ねっ❤」
「しょうく~~ん❤...痛てっ///」
翔くんはぷりぷり怒ってリビングに入っていってしまった。
俺は、叩かれた頭を擦りながら翔くんの後を追った。
「お風呂、入れてくるね~」
「ん..」
急いでお風呂の準備をする。俺って健気~(^^;
そうだ!今日はとっておきの入浴剤も入れちゃおうかな~♪
俺は棚からボトルを出してきて、溜まり始めたお湯の中に入れた。
いつもより、多めに入れちゃう!
バスルームは、翔くんの好きなフローラルの香りに包まれた。
これでよし!!っと。
二人分のバスタオルと、バスローブと下着を用意して、俺は少しスキップしながらリビングに戻った。