第32章 『小人のくつや』~大野×二宮~
「かず、お願いだよ..ずうっと俺と一緒に居てください!」
「さとし...」
かずの頬を濡らす綺麗な真珠の粒を、唇で吸った。
「嬉しい!!俺...智と居たい!ずっと智と暮らしたい!!」
「うん...」
「夢みたいだよ~///こんなの!」
「うん、そっか..」
「靴つくりに来てよかったよ///」
「俺もよかった...」
「智...」
「かず...」
俺はかずに顔を近付けて目を閉じた。
かずは、小さくって可愛い唇で、俺にキスをくれた。
ちゅっという何とも可愛くて、甘い響きに、あろうことか、俺のが反応した。
えっ!?嘘だろ??
俺って...
小人もいける口だったんだ///
↑いけるって///
何度も唇にキスをくれる可愛いかずに、俺は、
「ねえ、実はさ、今日俺の誕生日なんだよ!」
と打ち明けてみた。
さっきまで忘れてたけど、急に思い出したから言ってみたんだ。
「えっ?そうなんだ...でも俺、プレゼントが..」
「...シテ❤」
「ふえっ??」
驚いた顔して俺を見るかずに、
「俺のさ...さっきからおかしなことになってんだよ...かず...何とかしてくんない~?」
机の上から、かずは俺の脚の間を覗き込んだ。
「...よく分かんないけど...」
「じゃあ、証明してやるよ!!」
言うが早いか、俺は立ち上がって、かずの目の前で、一気にズボンを引き下げた。
一緒にずり落ちたグレーのパンツから、『さとくん』が一気に飛び出した。
「...すごっ...」
かずが近付いて来て、さとくんにキスをした。
さっきまで、俺の唇で可愛い音を立てていたかずの舌先は、存在感を誇示するように上向いたさとくんの先っぽに差し込まれた。
「ああぁ///」
初めて感じるその何ともくすぐったくて甘い刺激に、俺は身悶えた。