第31章 『そうだ!銭湯へ行こう!』~松本×二宮~
嘘だ!!
そんなことが...
昨日初めて会ったばかりの人に恋をして。
勝手にドキドキして...
でも、叶う訳ないから、見てるだけでもいいって...
そう思っていたのに。
神様、仏様、観音様、菩薩様、お地蔵さま!!!
こんなことが、あっていいの~??
......全裸で、アソコおっ勃ててる俺は、
潤くんの胸に抱きかかえられ...
そして、告白され...
夢なら、このまま覚めないで欲しいよ...
「かず...これ..」
潤くんがゆっくりと節操のない俺のを握った。
「あ、いいって!大丈夫だから!こんなのほっとけば直ぐに...」
「残念だな~...直ぐに静まっちゃうんだ...」
「えっ?」
「俺は静まりそうもないのに...」
見れば、潤くんの白いタオルを、盛大に押し上げているのは...それは...
「かず...もしよかったら、この後、俺んち来ない~?」
「...うん..行く...」
潤くんの家に行く約束はしたけど、さしあたって、目の前のコレ等が風呂掃除の邪魔をする訳で...
さっき初めて名前を名乗りあった人と、
俺は自分のうちの銭湯の洗い場に戻り、
お互いのを擦りあった。
「...あ..あ..あ..じゅんくん...イキ、そ..」
「...んっ..んぁ..かず..俺も..イキそう...」
「...一緒に...」
「...うん..一緒に..あ、あ、出る..あああぁぁ///」
ほぼ同時に放たれた白濁は、
シャワーに流されて、タイルの上を滑っていった。
それを見送った俺たちは、どちらからともなく、
吸い寄せられるように、初めての口づけを交わした。
それは、脳髄が蕩けだすような、
甘い甘い口づけだった...