第31章 『そうだ!銭湯へ行こう!』~松本×二宮~
目だ覚めたら、彫刻の様な綺麗な顔が、目の前にアップで迫っていて...
なんだろ~...夢なのかな?
「かず...かず...」
「...?」
「あ~、よかった~!気が付いた!」
「潤...くん...」
「全くもう、焦ったよ~...急に気を失うから~...風呂屋の息子が自分ちの風呂でのぼせるかな~?普通...」
「ごめ..」
気が付くと、長椅子に寝かされていて、
全裸に申し訳程度に股間にはタオルが掛けられていた。
はっ、恥ずかしい///俺、全部、見られちゃった!!
「ごめん、俺...」
慌てて起きようとしたら、まだフラフラしてて、
「危ない///」
椅子から落ちそうになったのを、潤くんが抱き留めてくれた。
...裸で腰にタオルを巻いただけの彼...
潤くんの体温を直に感じる。
俺と同じ、ボディーソープの香り...
白く透き通るような肌に、胸の先の小さな尖り...
その逞しい胸に抱かれて...俺は...
俺は...
あっ....(´・ω・`)
股間のタオルが滑り落ち...
現れ出てしまったのは、変化し始めてる俺の...
俺の...ヾ(≧▽≦)ノ
どうしよう///潤くんに見られた!!
変態だって思われた!
もう俺、死にたい///
「かず...もしかして...そう、だよな~?」
「...えっ?」
「間違いじゃないと、いいんだけど...かずってさ...そっち、なの?」
.... ... ..さようなら..
俺はもう、生きていけない...
憧れの人に、変態がバレて...もう、お終いだ..
「...実は、俺もなんだ...」
......???今、何と?
潤くんは、少し頬を赤らめて、
「夕べから俺、かずがそうだったらいいな~、って思ってて...俺と同じ、ゲイ、だったらって...」