第31章 『そうだ!銭湯へ行こう!』~松本×二宮~
何気に俺、ずっと見てたよ。
こんなこといけないよね~...
普通はしないよ~!?今までだってしたことない、のに。
女湯だってもちろん見ないよ。
どんなに綺麗で巨乳のお姉さんが来たって、見ない自信あるし!!
だってさ...
俺って、所謂『そっち系』だから...
女性には、ババアは勿論、おねえさんだって全く興味がないんだよね~。
でもさ。
さっきみたいな人は、もう大好物...
じゃなくって、ドキドキが最大級になってしまう訳で。
......綺麗な人だったな...
黒曜石みたいな大きな目に、長い睫毛...
すっと通った鼻筋に赤い唇...
色白の肌に意思の強そうな太い眉が印象的だった。
「かずく~ん!また来るね~🎵明日も番台やってよ~!私ピンクのレースのパンツ履いて来るから~❤」
「みほちゃん!かずくん誘惑しちゃダメよ~」
「...ありがとうございました~...」
俺は引きつった笑いで、常連さんを見送った。
俺は再び、漫画を開いて、興味ない振りをして、男湯の方に視線を戻した。
すると、丁度あの人が出てくるところだった。
!!!( ̄▽ ̄)///
タオルで前を隠すこともしないから、
もう一瞬でバッチリ見ちゃった///
時間にしたら0.2秒くらいだよ~?
だけどもう、目に焼き付いちゃった///
.....お、おっきい❤
普通の状態であれなら、使用時は、さぞかし...
着替えを済ませたその人は、簡単に髪を乾かして帰り支度をした。
また来てほしい!!
こんなことなら。サービス券かなんか、作っとくんだったよ!!
「いいお風呂でした」
「あ、ど、どうも...あの!!」
んっ??
何っていう顔して首を傾げた彼に、
俺は思い切って聞いてみた。