第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~
【翔】
俺の指が、智くんをイかせた...
こんな智くんの顔、初めて見た。
すげ~色っぽくて、可愛い...
少し苦しそうに眉を寄せ、半開きの口から覗く赤い舌が、もう堪らなくエロくて...
俺のもさっきから、もうほぼほぼMax状態だけどね~
腰をくの字に折り曲げた状態だったから、
智くんの放った欲は、彼の顔を汚した...
その酷く煽情的な光景が、俺の脳髄を痺れさせる。
「智くん...欲しい...」
今の気持ちを、ストレートに口にすると、潤んだ目で俺を見つめた彼は、儚げに微笑んで、
「俺も...翔くんが欲しいよ...中で、翔くんを感じてみたいな...」
と言った。
......もうさっきから、頭ん中痺れてるからさ、俺。
上手く考えらんないんだ...
ただ、今目の前にいる恋人を...恋人の全てを自分のものにしたいんだ。
それしか考えられなくて...
俺は手を伸ばして、枕の下に隠した、二つ目のアイテムを取り出した。
そう。
ニノと一緒に選んでもらった、青い箱から持ってきた1枚...
『初めてだから、あんまし感度がよくない方がいいかもしれないから~♪』
と推奨された『うすうす0.03㎜ M~Lサイズ』
ニノが言うには、このメーカーのものが、1番無臭なんだって。
あいつ等いったい、どんだけ試してんだよ(-ω-)/
それに...どうでもいいけど、何で俺がM~Lって...
↑それはこの際どうでもいい///だって実際Mだから♪
俺は、智くんの身体をベッドに沈めて、滾る俺にゴムを被せた。その様子を、智くんは熱っぽい目で、ずっと見ていた。
「...できた!...いい?」
「...うん...きて❤」
突き出された両手を、自分の背中に巻き付けて、俺はさっき解した蕾に、残りのローションを纏わせた自身を、何度か擦りつけた。
「いくよ..」
ゆっくりと...
少しずつ中に押し入っていく。
きつくて、狭くて、初めて感じるその感覚に、俺はぎゅっと目を瞑った。