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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~


【翔】

智くんが隣にいるのに、何だか顔を見ることさえ出来ない...

何でだよ!?今更じゃん...
そう思うけど...

意識しすぎてるんだよ...
分かってるけど、どうしてもこの先にあるとこを思うと、気合っていうか、力が入ってしまって...

「翔くん...今夜さ...」

「えっ!?な、何っ?」

「...うん...」

急にさ、そんなこと言うから、俺の心拍数は一気に急上昇した。

智くんが『今夜』について何を語るのかと、彼を見ると、当然だけど全裸の綺麗な肌が、ほんのりピンクに染まっていて...

なんだか...

エロい......

ドキドキしながら、智くんの次の言葉を待っていると、

「あのね、俺、今日の日を楽しみにしてたの!
...って言うと、なんか、そんなことばっか考えてたみたいだけど~...そうじゃなくって///なんていうか...」

「うん...分かるよ~...」

「だからね...俺が、多少怖気づいても、そのまま来て欲しいんだ...」
「でも、それじゃ...」
「いいから!!俺さ、意気地なしなとこあるから、途中で怖くて逃げだしたくなるかもしれない...
でも、それよりも...翔ちゃんと結ばれたい...っていうか...もう///俺、何言ってんだ~?
だからさ...」


俺は思わず、智くんのことを抱き寄せた。

そんなこと言ってくれるのがもう、言葉で言えないくらいに可愛くて...

そして、愛しい...


「智くん...うれしいよ、俺。出来るだけ智くんが怖くなくって、...その~...痛くないように、する、から...」

あ~~///何言ってんだよ、俺(*ノωノ)

しかも、一気に距離が縮まって、
肌と肌の触れ合いが....


沈まれ!心臓///

ついでに、少し期待しちゃった、下の子も...
お願いだから、静まってくれ(>_<)


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