第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~
【智】
俺達は、何とかお互いの気持ちと覚悟を確認して、風呂を出た。
チラッと見た『しょうくん』がムクムクしてたのを見て、俺んのも、真似しやがったけど、無視した。
そんなところまで付き合いよくなくっていいから///
「ゆっくりだったね~♪」
「中で、イイコトしちゃってたんじゃない~?」
ニヤニヤするふたりに、慌てて答えた。
「「してないよ!!」」
↑綺麗にシンクロ♪
「まあまあ、いいから...はい、座って~」
見ると、もうテーブルには色合い鮮やかなサラダと、チキンステーキが並んでいた。
凄いな...後輩だけど、こんなとこも、
なんか負けてる...(-_-;)
「はい、パスタ、出来たよん♪」
「翔さん、智さん、大学合格おめでとうございまぁす♪」
潤がグラスを上げ、
「ふたりの初エッチに❤」
ニノも続けた。
「は、初って///」
「「かんぱ~い♪♪」」
全くコイツら(≧▽≦)
絶対楽しんでやがる...
潤とニノが用意してくれた夕飯はとってもおいしかった。
お腹もいっぱいになって、
対面の二人がイチャイチャし始めて、何となく、部屋の雰囲気が甘くなった。
急に緊張する俺...
ニノは、そんな俺を見てニヤニヤ笑って、
「まあ、そんな焦んないでくださいよ~♪
俺達も風呂くらい入らせてください...」
「べっ、別に俺...焦ってなんか///」
焦る俺に余裕の笑顔を残して、二人は風呂に行った。
ニノの腰に潤の手がしっかり添えられてて...
もう、なんだか...
やらしいんだけど...(´・ω・`)
ふたりを見送って翔くんを見ると、
彼も俺のこと見てて...
...俺はにっこり笑ったけど、何だか上手く笑えなかった...
...いよいよ...なんだって、そう思って。