第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~
【智】
翔くんに手を引かれて俺の部屋に来た。
彼に掴まれた手首が熱い。
触られたところが、もうおかしくなりそうなほどに感じてしまう...
全身を電気が駆け抜けたみたいな...
鳥肌が立って、ゾクゾクした。
翔くんに抱き締められて、縺れるようにベッドに倒れた。
両手首を顔の横に縫い付けられて、翔くんの厚い唇が重なってきた。
何度も何度も啄むように降って来るキスに、
自然と俺の息遣いも甘さを孕んでしまう...
チュッチュッと繰り返されるキスに、舌を出して強請ったのは俺の方...
もっと欲しい...って...
翔くんの舌が生き物のように俺の中を蹂躙する...
舌を激しく吸われ、絡められて...
どちらのものか分からない唾液が首筋に伝わった。
翔くんの舌が、それを辿るように俺の首筋を這う...
「あん...や...くすぐったいよ...」
身を捩る俺の肩を押さえて、翔くんの舌が俺の身体を這う...与えられる刺激は、熱に変わって俺の中心に集まって来る。
「...智くん...可愛い」
「...翔くん...ぁ..もう...なんか...変になりそ...」
「智くん...見せて...見たことない智くん...」
見たことのない....
翔くんに、見せたことのない俺...
もうね。
今日の全部が、見せたことないどころか、俺自身だって初めて出会うくらいの...
ほんと、初めましてだよ..(^O^)
翔くんの唇と舌が、俺の胸の先を甚振る。
周りを舌先でなぞるように舐められ、ぷっくり膨れた粒に歯を立てられ、強く吸われた。
「やあああっ///」
こんな痺れも初めてで、その快感の逃し方を知らない俺は、その刺激から逃げようと、身を捩った。
「智くん...もしかして...もう、イキそう..?」
...バレてる..(≧▽≦)
乳首だけでイクなんて...
恥ずかしすぎるよね///