第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~
【翔】
智くんを感じたい...
身体全部で...
シャツを脱ぎ捨てて、智くんに滾る俺のを見せた。
今の俺の気持ちの、
その全てを現しているのが...これだから...
智くんが好きで、智くんを思って...
智くんに触れたくて...
溢れる気持ちが、俺んのから溢れ出てるのを。
それを見た智くんは、恥ずかしそうに唇をきゅっと結んだけど、何も言わずに自分でTシャツを脱いだ。
生まれたままの姿になった俺達...
「翔くん...」
智くんが、目にいっぱい溢れそうな真珠の粒を湛えて俺を見つめる。
「智くん...綺麗だ...よく見たい...」
直ぐにでも抱き締めたい衝動に駆られながらも、俺は後ろに下がって智くんの全身を見た...
この目に焼き付けておきたくて...
......綺麗だな...男なのに...
いや、男だからか...?
無駄のないしなやかな筋肉に、真っ直ぐ伸びた手足。
胸の先で息づく小さな粒は、ぷっくりと立ち上がり始めていた。
雫を溢れさす興奮の象徴は...
前に風呂場で見た時は、恥ずかしそうに下を向いて隠れていたのに...
↑見てたんかーい///
「...翔くん...そんなに見ないでよ..恥ずかしい」
真っ赤になって胸の前でクロスさせた両腕を掴んで、涙で光る綺麗な目を覗き込んだ。
「恥ずかしくないよ...だってこんなに綺麗なんだもん...」
「ほんとに..?」
「ホントに❤...触っても...いい?」
「......うん...」
指を伸ばして、胸の先にそっと触れた。
「あっ...」
その小さな刺激で、智くんは身を竦めた。
可愛い!!可愛い...
愛しいと思う気持ちが溢れだしてきて、もう制御できない俺は、彼の身体を引き寄せて、胸に閉じ込めた。