第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~
【翔】
...知ってるよ...俺だって同じ物、付いてるんだもんね...
初めての激しいキスと、初めて与えられた胸の尖りへの刺激で...
智くん...イキそう...でしょ?
どうしよう...
俺だって、そんなに余裕がある訳じゃない。
見たことない恋人の乱れる姿に、もういっぱいいっぱいなのは事実なわけで...
「...翔くん...」
智くんが熱っぽい目で俺を見る。
いっても、いいの?この先...
お互いに未知の世界...
俺も智くんも、好きな人とこんなことするのは、初めてなんだ...
やり方?
それは知ってるよ...
というか。
知ってると言っても、物理的に何をどうすればいいか知ってるってだけで、細かいことは分かんない...
あ~~///
夕べ赤本何かやってないで、そっち、勉強してくればよかったよ~///
↑赤本の方が大事だと思うけど..
俺の目の中に躊躇いの色を見たのかもしれない。
智くんは、そっと両手の平で俺の頬を包んで、
「ねえ、翔くん...お互いに、イかせっこ、しよ?」
「えっ??...でも...」
「今日は、それで十分...少しずつ進んでいこうよ...焦らなくてもいいし...
な~んて...ホントは少しだけ怖いんだ、俺...」
......智くん...君は何て優しいの?
自分の方がいけないみたいに言うことで、俺に恥をかかせないようにしてくれたの?
「ねっ❤...おれさ、直ぐに出ちゃいそうなんだ...」
智くんはそう言いながら、睫毛を伏せて、そっと俺のを握ってきた。
それなら、俺も...
尖端から、包み込むようにそっと握ると、さとしくんは、ピクンと小さく跳ねた。