第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~
【智】
全くさ。
ねえちゃんがあんなこと言うから、意識しちゃうじゃんか///
↑逆に今まで全く意識してなかったのかい?
俺はただ、翔くんと一緒に居たくて、いつも『じゃあ、明日』って別れるのが淋しいから。
だから、泊まってゆっくりって...
そう思っただけなのに...
そう...思っただけ...
いや。
本とは違う...
ホントは。
ホントの俺は、そんなじゃない...
翔くんが、俺にチュウしかしないこと。
本当は不安で仕方ないんだ。
ホントに俺のこと、好きって思ってくれてるのか?思ってるなら、どうして俺に発情しないんだよ...(-""-;)
俺って、そんなに魅力ないのかなぁ...
俺は結構、何気に発情してるのにさ(*´з`)
↑してるんか―――い///
もっと翔くんと仲良しになりたい...色んな意味で。
大好きだから...
翔くんに触れてみたいし、触れて欲しい...
でも俺、そう言うの全く経験ないから、正直どうしたらいいのか分かんないよ~///
今夜...
チュウ、から先に進めるのかな??
進めなかったら、俺...泣いちゃうかも(/_;)
俺は良からぬ未知の世界に思いを馳せながら、部屋を見回して、大切な人を迎えるために、片付け始めた。
本棚の変な本....チェック!
...よし!!
ゴミ箱、いかにもの丸まったティッシュペーパー...チェック!
...よし!!
ベッド、怪しい毛とか....チェック!
...よし!!
お風呂の後の新しいパンツ、準備OK!
......これでいいかな、っと♪
後は、翔くんを待つだけだ。
あっ、そうそう。
勉強していた方がいいから、参考書とノートも出しとかなきゃ!
俺は、いつ翔くんが来てもいいように、何度も部屋を見回した。