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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~


【智】

今日は翔くんが来る...❤
お泊りしてく...❤❤

もう夕べ俺、楽しみで眠れなかったんだからね!?
↑知らんがなっ(-_-;)

「お昼はサンドイッチ作ったから...夜はカレーを温めて~...サラダは冷蔵庫ね...あと~」

「もう、分かったよ~。大丈夫だって」

俺は受験生だからって行かないことにして、ホントによかったよ~///


「あんた、彼とはどこまでいってんのよ?」

「えっ??」

気が付くとニヤついたねえちゃんが、俺の背後からそう言った。

「はあ?何?もう、止めてよね~、俺達をそういう目で見るの~」

ねえちゃんは直ぐにそっちに持ってきたがるから、ホントに困るよ~...

「まさか、手を繋いだだけってことはないでしょ~ね?」
「あ、当ったり前だよ!!」
「キス、したの?」
「...したよ...もう///いいじゃん、そんなの///」
「その先は?」
「先~?...それは、まあ、そのうち」

「してないの!?」

...そんな、食い気味に言わなくったって...('_')

「あんた、小学生のカップルじゃないんだからね~!」

「愛しの翔くんはそれ以上してこないんだ~...あんた、よっぽど魅力ないのね~」

「うるさい!!もう、ほっといてよ!」

俺はねえちゃんとこれ以上話したくなくて、二階の自分の部屋に駆け込んで鍵をかけた。


........もう(*´з`)

そんなこと言わなくたって、俺だって分かってるよ。

翔くんが、俺に近付こうとしてないことくらい。
キスするときも、そんなに密着してこないし。

まあ、俺的には、勝手に硬くなろうとするアイツに気付かれなくって、丁度いいんだけどさ...

やっぱりちょっと、淋しくないとも言えない訳で...


なんで、それ以上してこないのかな~...翔くん。



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