第28章 『抱きしめたい』~松本×相葉~
【 雅紀side 】
34歳の誕生日、俺が一番先に潤におめでとうを言いたかったんだ!
やった!!俺が一番❤
心の中で、ガッツポーズした俺に、
「さっき、風呂から出た時、『これから世界を救いに行かなきゃいけないから、少し早いけど先に言っとく』って、ニノからおめでとうLINEがあったけど...」
( ̄▽ ̄)へっ??嘘でしょ?
あいつめ~///
「絶対に12時ちょうどにおめでとう言えよ!
そう言うの絶対あの人感動するから~♪」
俺にそう入れ知恵したの、あいつだったよな?
俺は、コントローラー操作しながら、笑ってるニノの顔を思い浮かべた。
ちっくっしょーーー///
悔しがる俺の頬に、チュッと触れるか触れないかのキスをして、
「でも、8月30日当日の一番は、雅紀だよ♪」
って...
俺がおめでとうを言ったその後ろで、
LINEが何度もなっていた...
翔ちゃんやリーダーや...その他、松本潤のお友達からだろう。そんなのどうでもいい!
だって、俺は、
あの『松本潤』の恋人なんだから。
↑あの、ってどの~??
「傷、消毒するよ...」
リビングに薬を取りに行こうとした俺の手首を、潤が掴んで引っ張ったから、俺は再び彼の胸の中に抱き留められた。
「いいって...大丈夫だから、ここに居てよ❤」
「でも...痕になったら困るし...あ!背中出す仕事とか、ないの?ドラマとか?」
「...雅紀は俺が、ガッツリ背中出すような仕事しても、平気なの?」
そんなこと聞かれるなんて思ってなかった...
でも...
「平気じゃ、ないよ...ホントは誰にも見せたくない...俺だけの潤にしておきたい...でも...」
「でも?」
「嵐の松本潤は、みんなのものだよ...ファンの子たち、みんなの...」
「雅紀...」
「でもね!今、目の前にいる潤は、俺だけのもの❤...そうだよね?」