第28章 『抱きしめたい』~松本×相葉~
【 潤side 】
初めて...
雅紀を抱いた。
始めに。
何で俺は、彼に抱かれたいって、そう思ったんだろう?
雅紀が好きだって気付いて...
雅紀と付き合いたいって、そう思った時。
それはイコール迷うことなく、『俺が抱かれる』だった。
それまでだって、付き合ったことがない訳じゃない。
勿論相手は女の子で...
当たり前にそのなかにセックスはあった訳で。
なのに、雅紀とそういう事をするってなった時、
どうして俺は、される側、って思ったんだろう...?
今となっては、そんなことはどうでもいいことなんだ。
だってさ。
雅紀にずっと愛されてきて、
そして、今夜...
「...潤..ごめん...今度は、潤がイッて」
雅紀が恥ずかしそうに頬を染めたまま、そう言った。
「...大丈夫..?」
何度もイッたソコは、敏感になってるはずで。
↑経験者は語る!
「...分かんない..でも、おかしくなっても、いいんでしょ?...潤、見ててくれるんでしょ?」
潤んだ瞳で、そんなこと言ってくる雅紀に、
俺はもう心臓鷲掴みだよ///
可愛い❤...こんな可愛い生き物、他に知らない...
「雅紀❤世界で一番、愛してる...」
「俺も...潤が世界で一番❤」
俺はゆっくり抽挿を開始した。
『超濃厚』のお陰なのか、中はねっとりと絡みつくように俺のを包み込む。
...ヤバい///気持ちいい...
始めは雅紀の様子を見ながら、ゆっくり送っていた腰を、気が付けばもう夢中で送り込んでいた。
結合部は泡立ち、クチュクチュという卑猥な音を立てた。
「...潤...ダメだよ...もう..無理...あっ、あ...あ、ああっ...潤~///」
汗で光る雅紀の腕が、俺の背中に巻き付き、爪を立てた。