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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第26章 『炭酸みたいな恋をしよう!』~櫻井×大野~



...でも、ニノには、ホントに励ましてもらった...
お陰で挫けずミサンガ交換してって、そう言えたんだ。

俺が回想に浸っていると、徐にニノが、
「今度潤くんと4人で、ダブルデートしましょうよ~?」
「ダブルデート~!?」

「そ。4人でプールとか~♪」
「プ、プ~ル~!?」

俺は、翔くんの海パン姿を想像し、思わず赤くなった。

「今、ビキニパンツの翔さん、想像しましたよね~?や~らし♪」
「や、や、やらしいって...」
↑図星過ぎてまたしても噛み噛み。

...それにしてもさっきから、ニノに見破られ過ぎでしょ?

そんな俺の耳元で、
「翔さんの、大きいらしいですよ♪」
と、言った。

.....オオキイラシイ....?


固まる俺に、ニノはクスクス笑いながら、
「潤くんが、智さん、大丈夫かなぁ?って、心配してましたよ♪」
って.....

......ダイジョウブカナァ.....?


思考が停止した。
ニノの言ったことを、噛み砕くのに、暫し時間がかかる...

『大きい...??俺が、大丈夫?』ってさ...

その言葉の意味まで辿り着けそうになったその瞬間、
「集合!!」
監督が声を掛け、ピッチにいた選手たちが走って集まった来た。


整列した前列中心に翔くんがいる。
監督側にいる俺と目が合って、少し笑って視線を反らせた。

....か..可愛い❤

俺もつられて笑った。
そして...翔くんのユニフォームの、
『しょうくん』あたりに目が行ってしまった。

オオキイんだ...しょうくんの...


はっ!!!
俺何考えてるんだよ///
もう///(*ノωノ)ねえちゃんとニノのせいだからね!

俺ほんとは、こんなヤラシイ奴じゃないのに~(>_<)

真面目な顔した選手たちの前で、俺は自分の不謹慎さに、穴があったら入りたいくらいだった。

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