第26章 『炭酸みたいな恋をしよう!』~櫻井×大野~
なんだよ、それ?
意味が分からない...
それにさ、
何で年頃の弟の部屋に、何度も勝手に登場するんだよ!!デリカシーなさ過ぎだよ!!
俺は今度こそ、姉ちゃんの身体を、部屋の外へと、力いっぱい押し出した。
「智、あんた、エッチの仕方知ってんの~?知らなかったら、ねえちゃんが...」
「あ―――!!もう、いいから!!」
ドアが閉まると、俺は急いで鍵をかけた。
ほんとは、ねえちゃんが見つけ出した画像、送って欲しかったけど....
もう///
ホントにヤダ!!
.........
俺は今度こそ、一人の空間で翔くんのことを思い出した...
『あんた、エッチの仕方知ってんの?』
......あ――――っ///
ねえちゃんのバカ(≧▽≦)
意識しちゃうじゃん///
......翔くんと、エッチ...
そんなの...そんなの...
...やり方くらい...知ってるよ(-_-;)
そして週末。
俺は翔くんと一緒に県営運動公園に来ていた。
この一画にあるサッカー場で、地区大会前恒例の6校対抗戦が行われるんだ。
事前の調整とか、準備とか、
結構大変なんだよな~、マネージャーは。
「さぁとしさん❤」
「な、なんだよ...」
スコアブックの準備をしていたニノが、ニヤニヤしながら話しかけて来る。
「この後、どっか行くんすか?」
「え?この後って...」
あんまし鋭いから、俺はまじまじとニノの顔を見つめた。
「初デート...かな??」
「はっ、初...!って、お、お前///」
図星過ぎて、噛み噛みじゃんか、俺~(*ノωノ)
「でも...よかったですね...思いが通じて❤」
「え?...あ、うん...ありがと」
なんか、テレる...