第25章 『シノビノニノ』～大野×二宮～

【　智side　】

かずの白い身体が、仰け反って、俺に感じてる、って伝えてくる。

その腰を引き寄せて、もっと奥にブチ込んでやる。

それをかずが望んでるからね？

「...ああっ...ダメ..そんなとこ..やめてっ..」

やめてとか言ってるけど、
咥え込んで締め付けて来るのは、お前の方だ..っての！


...持ってかれる...

マジで。
俺たち相性抜群だよな♪

もう俺、女なんかじゃ、勃たないよ、たぶん。

「..あぁ..さと..もう..イキそ..イキたい...」

かずは、自分の滾りを上下に扱きながら俺に強請る。
そのエロい乱れっぷりに、俺ももう限界が近い。

「かず..中に...いい？..俺も、もう..ヤバいって..」

「いいから..ちょうだい...さとの..俺ん..中に」


...マジで、今日は早いかな？
って思うけど、もう、ほんとに無理...だから...

いつもいつも、喧嘩した後は、
まあ、喧嘩って言っても、毎回こんな感じで、
俺達も大概進歩がない、って呆れるけど...

これが、俺達には絶妙なスパイスになってるんだ。

かずもきっと、分かってやってるんじゃないかな？
無理やり立てる『波風』...
その後は、いつもより、お互いに盛り上がっちゃうから...

「..あ..あ..あ..イクイク..さとっ..ああぁっ///」

かずの放った熱が、その白い腹を汚すのを見て、
俺もすぐにかずの最奥に、何度も放った。


「...愛してる..かずなり..」
「...俺も...愛してるよ...智..」

抱き締めたその身体を、隙間を埋めるように、
もっときつく、抱き寄せてた。

愛しいその塊は、細い腕を俺の背中に巻き付けた。