第4章 『Crime and Punishment』 ~?×?~
その日、潤は俺の部屋に来ていた。
俺のベッドに寄りかかり、音楽を聴きながら、雑誌を読んでいた潤。
俺は、その隣に座り、潤にキスをした。
舌を絡め、咥内を蹂躙する。
部屋の中に淫靡な水音が響き、
俺は潤のシャツのボタンを弾く...
「...あっ..翔..ダメだよ..雅紀が帰ってくる...」
「大丈夫だよ...今日は友達の家に泊まるって、
さっき、LINEが来たんだ...母さんたちも、遅いし...」
「...翔...」
途端に潤の目は、熱を帯びて潤んできた。
「だから♪時間はたっぷりあるんだ...
...潤...シよ❤」
シャツの前をすっかり肌蹴て、
滑らかな胸に手を這わせながら、そう言うと、
「翔の...エッチ...」
今度は、彼の方から、唇を押し付けてきた。
エッチも回数を重ねるごとに、
俺たちもコツを掴み、余裕も出てきていた。
俺のするのに、素直に感じて、
甘い声で鳴いてくれる彼は、本当に可愛かった...
「...あん..やぁ..ぁぁ..しょお...」
「...潤..ココ..イイんでしょ..」
「..もう...意地悪しないで..やぁ...」
家に誰も帰ってくる心配もないと分かった潤は、
声も殺さず、大胆になっている...
.........
......そのとき、
微かに、廊下で部屋の戸が閉まる音がした。
......雅紀の部屋の方...
雅紀が、帰ってきたんだ...