第4章 『Crime and Punishment』 ~?×?~
潤に、好きだって、
言ったのは、初めてだった。
潤は何度も言ってくれていたのに...
俺は、『ありがと』と答えるだけだったんだ。
「...動くよ...」
「...うん..」
ゆっくりと腰を送り始める。
中がキツくて、回りから締め付けるから、あっという間に達してしまいそうで、
動いては逃し、イカないようにしたんだけど、それもももう限界....
すると、察した潤は、
手を持っていき、自分で扱きだした。
「..翔..俺..もう出そう...
..だから..一緒に...イこうよ..」
「......潤..」
我慢してる俺への、潤の優しさ...
なんだかさ...泣きそうになるよ...
潤のその気持ちを受け取って、
俺は、細い腰を抱え直し、その奥を突き上げた。
「..あっ..ふっ..ぁぁ..」
「..ん..あぁ..潤...イくよ...あ/////」
潤の奥で、俺は果てた。
俺がイくのに合わせて、自身を扱くスピードをあげた潤も、腹に熱を放った。
...........俺の初めてのセックスは、
女より綺麗な顔した、男...
俺のこと、いつも真っ直ぐに好きだって言ってくれる、彼と、この日俺はひとつになった。
彼の中にいた俺は、まだ中でぴくぴく元気で...
男でも、ちゃんと欲情して、
そういうことできるんだって、
...不思議な気持ちで、
潤の目尻から零れた涙を、
そっと唇で拭いながら、
「..潤..好きだよ..」
そう言った。
「...翔...大好き...」
潤は、そう言いながら俺の首に抱きついた。