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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第24章 『恋人たちの棲み家』〜相葉×櫻井〜



ホントは俺、心の中で、
こういうのを思い描いていたんじゃないかな...?


少し刺激されただけなのに、
さっきイキそうだった俺のは、あっという間に復活した。

それも恥ずかしい...

こんな姿を、雅紀に見られてるなんて...


「翔...大きくなってきたよ...」
「...雅紀、ホントに...もう、無理だから...」
自然と声に甘さが混じる。

ドキドキして、心臓が飛び出してきそうだ。


雅紀が、たぎる俺のを口の中に咥え込んだ、
その時。


俺の脳裏に、あの人の顔が浮かんだ。

俺のを咥わえて、しゃぶりながら、
「可愛い..翔くんの...ほら。もうこんなになったわよ....」


雌の目で、上目遣いに俺を見上げた、

....あの人....


もうずっと、忘れていたのに。
そんなことが繰り返されてたことさえ、
忘れていたのに....

それを受け入れ、されるがままだった自分...

薄汚れた....
あの人と同じ....
汚い自分...


「ダメ////やめて//雅紀、ダメダメ////」

「しょお...」

「俺は汚いんだ...雅紀にそんなことしてもらう資格なんかない....お願い...離して...」

泣きじゃくる俺を、雅紀はぎゅうっと強く抱き締めた。

「...こんな俺に触れば...雅紀が...汚れてしまう..だから、もう...」

「翔、汚れてなんかいないよ...」

「違う..違う..違うんだ...」

俺はただ、顔を覆って泣くだけで。


雅紀は、拒絶する俺の身体を離して、
俺の隣に胡座をかいた。

そして、泣いている俺に静かに話し始めた。


「翔、聞いてね...俺が翔に隠していたこと。」




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