第4章 『Crime and Punishment』 ~?×?~
風呂から出て、冷蔵庫からミネラルウォーターを出して喉を潤し、別のペットボトルを潤に渡すと、
彼は、それを受け取らず、
「翔の、飲んだので、いいよ...」
と言った。その目が、俺のスイッチを押した。
喉をならして水を飲んだ潤の、その綺麗な喉仏が、上下に動くのを見てから、
「..行こっか...」
と彼の手を握った。
「...うん...」
俺はベッドの横に立ち、潤の身体を抱き寄せた。
そして、ゆっくりと顔を見ると、泣き出しそうな顔をしてるから、やっぱり、いいのかな?って、少し不安になる。
「潤...別に止めてもいいんだか..///」
俺の言葉か終わる前に、潤の方から、唇を重ねてきた。唇の震えを伝えまいとするからなのか、
そのキスは何だか早急で、いきなり捩じ込まれた舌は、ビックリするほど、熱かった。
それからは、高校生の欲望の赴くまま、何かに追われるみたいに、着ていたものを脱ぎ捨て、潤をベッドに押し倒し、唇を激しく貪りながら抱き合った。
「.....」
「......」
高ぶる気持ちと、触れあう肌の心地よさに、声が出そうになるんだけど、何だか恥ずかしくて、
喉にグッと力を入れて我慢する。
唇を離し、滑らかな潤の首筋から、
胸へと移ってくと、彼の口から、聞いたことないような、甘い声が漏れた。
「...あっ..やっ..」
それを恥ずかしいと思ったのか、
きゅっと唇を噛むから、
「..声..聞かせてよ...」
そう言って胸の粒に口づけると、
潤の身体は、ピクリと跳ねた。