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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第4章 『Crime and Punishment』 ~?×?~



潤も、初めてだって言った。

「...翔となら、いいよ...」
そう俯く彼が、可愛いかったし、
大事にしたいって...そう思ったんだ。

「優しく..するから.....」

俺はネットで、必要なものを買ったりして、
その日を迎えた。


俺だって緊張してたけど、
潤のそれは、もう見てて可笑しいくらいだった。

一緒に近くの牛丼屋で夕飯を済ませ、
家にふたりで家に帰って来た。

「お茶とか、飲むか~」

「あ..ああ、そうだね...」

潤をリビングのソファに座らせて、
俺はグラスに麦茶を入れていった。

「はい、どうぞ...」

「うん..ありがと...」

「.........」

「..........」

「ゲームでもする?それとも、
DVDでも観る?....そう言えば~...
あの映画、どこにいったかなぁ..?」

俺も正直、そこまでの持ってき方の
スキルを持ち合わせてなくて....
そんな俺に、

「翔...」

不意に潤が俺の手を握るから、
一気に緊張感が...///

「俺....今日はさ、覚悟して来たんだ....
だから...翔と...ひとつになりたい..」


.....恋人にここまで言わせちゃう俺、
なんか、ちょっと、カッコ悪いよな...

ごめんよ...潤..お前に言わせちゃって...

俺は潤の手を強く握り返して、

「..シャワー..しよっか..」
と言うと、潤は無言で頷いた。


俺たちは、その後、並んでシャワーをして、
パジャマ替わりのTシャツと短パンを着て、

髪を乾かし合った。


.....何かすげー恋人同士っぽくて、
テレる...


俺は潤を....今夜....




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