第21章 『ぽけっとの中の秘密』~大野×二宮~
【ニノside】
翌日。日本に帰った俺と智は、アルバムの打ち合わせに合流した。
「ごめんね!心配かけて。仕事も休んじゃって。」
智が3人にそう言って頭を下げた。
「あんなことホントにあるんだね!」
と相葉さん。
「今だから言うけどさ、戻らなかったら新しいメンバー募集すんのか?って思ったわ!」
と翔ちゃん。
「ちっこいリーダーも可愛かったけどね〜♪」
と松潤。
.....確かに。
可愛かった。
言わなかったけど...俺の胸ぽけっとの中でモゾモゾするからさ、
敏感な尖端がもう立ちっぱなしよ...。
「リーダー、ニノのぽけっともなかなか乙だったんじゃないの〜?」
相葉くんに揶揄われて、照れながら智は、
「そうなんだよ〜♪ぽけっとの布地越しに、ここがそうかなぁ〜..っていうところ擦ってると、ちゃんと硬くなってきてさ❤『あ、乳首発見♪』ってなってた(^-^)」
!?...はあ〜??
「智、お前あれ、わざとかよ〜////」
俺が怒って掴み掛かろうとすると、松潤の背中に隠れた智は、
「分かってて喜んでるんだと思ってたよ〜」
って...
「てめ〜///」
振り上げた腕を翔ちゃんが掴んで笑った。
「まあまあ♪痴話喧嘩は、そんくらいにしてさ〜...」
俺は怒りが収まらず、わざと智の顔を横目で見ながら、
「翔ちゃ〜ん///あのおじさん、全然懲りてないよぉ〜///」
って。翔さんの逞しい胸に抱き付いてやった。すると案の定、
「あー///かずなり、お前〜!!こら!離れろ!」
翔ちゃんから引き剥がそうとする智に、俺は翔ちゃんの腕の中で、あかんべーをしてやった。
.....それを、相葉さんと松潤が笑って見ていた。