第20章 『美味しく召し上がれ』〜二宮×櫻井〜
それから相葉くんと智くんは、怖いくらいに俺に何も聞いて来なくて。
根掘り葉掘り聞き出そうとしてくるもんだと思って、覚悟してたのに、なんか逆に気味が悪くて...
飲み物の追加をしたりして、俺たちはまたしばらく歌っていた。するとそこに、再び着信が...
翔くんがカラオケ館に着いたから、入り口まで迎えに行くことに。
「俺ちょっと、迎えに行ってくるよ」
「そのまま、逃げないでよ!!人質に携帯置いてって!!」
......バレたか(-_-;)
仕方なく、携帯を置いて、翔くんを迎えに行った。
入り口に彼の姿を見つけて、俺は舞い上がる気持ちをグッと抑えて手を振った。
「あ、ニノ🎵」
超絶可愛い翔くんが笑顔で駆け寄ってきた。
「俺も来ちゃってよかったの~?」
「うん...それは全然いいんだけどさ...」
あいつ等に、翔くんを見せるのが勿体ない俺の気も知らないで、翔くんは嬉しそうに、
「ニノの友達に会うの初めてで、ちょっと緊張するかも...🎵」
って...
...なんでそんなに可愛いんだよぉ~(≧▽≦)
↑デレデレも大概にしとけよ///
「お~!!待ってたよ~!!こっち!座って~」
「うん、ありがと」
相葉くんと智くんは、仲良く座って俺たち二人を見てる。
「...早く~!紹介してよ~(^^♪」
...なんか照れるんですけど///
「彼は櫻井翔くん...」
「こんにちは~、いつも話は聞いてます!
今日は呼んでくれて嬉しいです...」
一通り自己紹介が終わると、もうそわそわしてた相葉くんが、空かさず翔くんに切り込む。
「ねえ、二人の出会いって、どんな?」
「いいよ~...そう言うの!」
嫌がる俺に、翔くんが、話してもいいの?と確認してきた。まあ、いけなくもないけど...