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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第19章  『ささのはさらさら scene2』~松本×大野~



俺の目を恨めしそうに見ながら、
それでも智は、黙って俺に従う...

分かってるよ?嫌いじゃないんだ...
そうやって虐められることも...


俺の纏わりつくような視線に、
恥ずかしそうにしながらも、智は1枚1枚服を脱いでいく。

午後の、柔らかい日差しが、露わになる恋人の肌を優しく包む。


最後の1枚になったとき、

「これも~?」

って。

ねえ、お兄さん...今時の女子高生だってそんな顔、出来やしないぜ~?

「それも。」


顔を赤らめながら、智はパンツを下ろして足首から抜いた。


胸の前で腕を交差させ、耳まで赤くして恥じらう姿が、俺の庇護欲と嗜虐心に火を付ける。


生まれたままの姿になった智の手を引いて、窓辺に立たせた。

「やだ///潤、向こうから見られる...」

3階の丁度向こう側は音楽室。
普段なら合唱部が活動してんだろうけど、今はテスト期間だからね?

「誰も居やしないよ...でも、あんまし窓に近付くと、下の階からも、見えちゃうかもね~?」

そう言いながら、俺は彼の両腕を後ろでひとつに持って、彼の身体を窓枠にくっ付けるようにした。


「ああぁ...潤、意地悪しないで...お願い..」



嫌だって言いながら、智の吐息は、甘い愁いを漂わせていて...

その姿だけで、もう、俺の興奮はマックスになる。



「ほら...嫌なんじゃないのかよ?なんで、ココ、こんなにしてるのさ~?」

そう言って、反り返って腹に付きそうな智をぎゅっと強く握り込んだ。

「あ///ダメ、そんなことしたら...」

「そんなことしたら?どうなんのさ?...
おっきいちんこの先から、ヤラシイ汁が溢れちゃう??」


「潤...いい加減に//」

彼の手が俺の手首を掴んだけど、
全然力、入ってないよね~?


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