第19章 『ささのはさらさら scene2』~松本×大野~
開いてるドアからそっと顔だけ出すと、
気配に気付いて智がこっちを見た。
「あ~...潤、どうしたの?」
「うん...ちょっと顔見に来ちゃった♪」
俺は中に入ってドアを閉めた。
もちろん、鍵もかけることも忘れずにね(^^♪
「コーヒーでも入れるよ..でも直ぐ帰って勉強しないと...明日は数Ⅱとグラマーだっけ?
...あっ..」
俺は後ろから智を抱き締めた。
「潤...」
久しぶりの甘い匂いに、俺の身体は一気に熱が上がる。
首筋に顔を埋めて、胸いっぱいにその匂いを吸い込んでから、そっと唇を押し当てた。
「...あっ...潤..斎藤先生..来ちゃうから..」
身を捩って俺からすり抜けようとするから、
もっと強く抱き締めて、肩口に歯を立てた。
「...んんっ//」
「智の嘘つき...斎藤センセ、今日休みでしょ?
それにね、さっき鍵かけたから、誰も入ってこないよ...」
「....潤..」
困った振りして...ホントはおんなじ気持ちのくせにさ...
前に回した手をシャツの下から手を滑り込ませ、その滑らかな肌を撫でながら、いきなり胸の先を摘まんでやった。
「...やっ///」
智は身体を折り曲げて反応した。
「言葉と違って、身体は正直だよね~🎵大野センセ♡」
そう揶揄うように耳元で囁くと、
「もう~..潤、知らないから...」
俺の腕の中でくるりとこちらを向き、悪戯っぽく笑った。
...もう~(≧▽≦)可愛すぎる///
年上だなんて思えないよ~
「俺さ、テスト勉強で超溜まってるんだよね~..」
うっそ~///ホントは毎日出してるから(^^;
「しょうがないなぁ~...じゃあ、こっち来て🎵」
智は俺の手を引いて、日当たりのいい作業台の前まで行き、跪いて俺のズボンに手を掛けた。
上目遣いで見上げる顔が...怪しく笑った。