第17章 『誰にもあげないよ!』scene2 〜大野×松本〜
気が付いたら、有無を言わさぬ智は、俺の両手をピンクのフワフワで、ベッドヘッドに固定された。
↑世間ではこれを『手錠』と呼ぶ。
↑もっと言うなら、これは拘束プレイと呼ぶ。
「さと...ちょ!ちょっと...待ってって...」
「...あっ..シャツ脱がすの忘れちゃった...
まっ、いっか♪少し残った感じが、またエロいし❤」
......ダメだ、こりゃ///聞いちゃね~し(-_-)
智は俺の上に跨ると、抵抗できない俺の目を、黒い革で塞いだ。
「潤...すげ~似合うよ..マジ、そそる🎵」
視界を塞がれ、脚の上に馬乗りになられ、
俺はもう抵抗するのを止めた...
なぜなら、無駄だから///
まさに、『無駄な抵抗は止めろ』的な?
...ねぇ..もともとさ、お仕置きする気でいたの、俺の方だったよね~?
...ライブ中にも関わらず、おっ勃ったててたこの人のこと...お仕置きするのは、俺だったのに(-_-;)
......あっ、でも、最終的には、今と似たようなことになってたのかもしれないけど...
「あ...」
気が付けば、俺はもう、シャツの前ボタンを外され、下はすっかり諸だし状態...
臍から、その下へと、智の指がゆっくりと這う。
「...んん...はぁ...」
その緩慢な刺激に、思わず身体を捩ろうとしても、
彼はそれを許さない...
「潤...綺麗だよ...」
「......」
キュッと結ばれた唇を、智の舌が抉じ開ける。
中に入り込んできたそれは、
火傷しそうなほどに熱くて。
俺は、自分からそれを絡め取り、
逃げないように吸い上げた。
散々、その咥内を味わってから離れた智は、
「ふふふっ...ノッてきたね..潤❤」
と、笑った。