第17章 『誰にもあげないよ!』scene2 〜大野×松本〜
しれっと混ぜ込んだ最後の言葉に、
俺が反応すると、鼻の下伸ばし気味でデレッとする。
そんな顔もまた、可愛いから、
ホントに困る(*´з`)
「....最後の、もう一回言って❤」
俺がそう言うと、智はなぜかドヤ顔で、
「しょ〜がねぇなぁ..('ε'*)
...........潤........大好き❤」
何だよ、その無駄に長い『ため』は....(^^;
な〜んてこと言いつつも、俺はやっぱり赤くなってしまう訳で。
「.......」←赤面中
「なんだよぉ〜..潤も言ってよ〜//」
って。唇尖らせてさ...
......この人...やってること、
女子高生と同じだから..(^^;
「....智....大好きだよ❤」
すると智は、急に真顔になって立ち上がり、俺の手を引いて言った。
「潤、シよ❤」
えっ?何?
突然スイッチ入ったの?
ちっさいくせして、力はあるんだよ、この人さ。
「いや、あの...待って...俺..
そう!俺、風呂に..入ってないし..」
引き摺られながら必死にそう抵抗すると、
「ドームで入ってきたから、いい!
...まあ、3日くらい入ってなくても、俺は全然構わないけど♪」
3日って...いや、そんなことないけど...
こうなった智は、もう止められない。
俺の顔色伺って最後までいかないでいた、あの智は、もうどこにもいないんだ....
寝室のドアを豪快に開け、
俺の身体はベッドに投げたされた。
振り返れば、雄の顔して、仕留めた獲物に舌舐めずりをする、猛獣がいた。
......ああぁ、この展開、
ドキドキする...(≧▽≦)
じりっと俺との距離を詰める猛獣に、
俺の心拍数は一気に跳ね上がった。