第17章 『誰にもあげないよ!』scene2 〜大野×松本〜
【 潤side 】
普段はこの人、俺の付ける演出に文句なんか言わない。
勘がイイからいつも、直ぐに分かってくれて動いてくれるし、俺の望むもの、ちゃんと出してくれる。
でも...
こうやって二人でいるときは、
ちょいちょいクレーム言ってくる...
それもさ。
超可愛いやつ❤
クレームっていうより、
俺的には、もっと頂戴♪そういうの❤
って感じな訳(^^♪
まだブツブツねちねちやってるから、
聞いていたい気もしたけど。
「そんな妬いてもさ、翔くんは相葉くんのでしょ?」
「...そんなの、分かってるよ///
分かってるけども...ってやつなの!!
...潤には分かんないよ~...繊細な乙女心なんか...」
...あなた、いつから乙女になったのよ(^^;
「それより、今回の智のソロ、すげぇ良かったよ~」
「えっ?...ほんとに?」
「手応え、感じてるんでしょ?」
若干面倒くさくなってきたから、話題を変えると、もちろん食いついてきた。
思った通り♪♪
「踊りはまあ、いつもとおんなじでキレてたけど。あの大野智一人でやる大勢のジュニアね♪
踊りが遅れる端にいたヤツに、みんな釘付けじゃん!
本物観てないで、そっち観てるって噂だよ~」
「マジかっ///やりすぎたかな~...」
...そんなこと言いながら、すっげぇ~うれしそうな顔してるですけど(^^;
「いつも、ありがとうね...新しいアイディア提供してくれて。」
「ありがとうじゃないでしょ~?潤は凄いよ!いつも、ホントに感心する...感心つ~か、もう、なんか感動する//」
「もっと頂戴♪そう言うの❤」
「......松本潤!天才。最高。カッコいい。大好き。」