第16章 『紅葉見に、いこ〜よ〜 ♪』〜相葉×大野〜
部屋に運ばれた懐石風の夕ご飯を堪能した俺たちは、テレビを付けて、とりあえずまったりしていた。
まだ、時間もそんなに遅くなくて、
さて、この後どうしようかな~?
と思ったら...
テレビでは丁度翔ちゃんの『夜会』をやってて。
そしたら、それを観ながら大ちゃんが、
「翔ちゃんさ、そんなに親しくないのに、
○○ちゃん、って呼ぶじゃん?
あれって、収録前に楽屋に行って、「ちゃん付け」で呼ばせていただきます、って断っとくんだって~...
なんかさ、翔ちゃんらしいよね~...」
「...らしいね...」
......知ってるよ、俺。
あなたが、翔ちゃんのこと好きだって...
そう言う意味でなのか、分からないけどさ。
ニノと翔ちゃんが付き合う宣言した時、ほんの少しだけ、寂しそうだったよね?
俺、そんなあなたのこと、見てたんだ...
いつも見てるから、知ってるよ。
翔ちゃんのこと好きな、あなたのこと...
でも。
だから。
今日は、あなたに打ち明ける。
俺の気持ち...
「風呂入るか?」
そう...
風呂入る...
えっ??
気が付くと大ちゃんは、テレビを消して、部屋の露天風呂に入るって、服を脱ぎだした。
......あっ、やっ...
まあそうだけど...いきなりの全裸///
目のやり場に...
まあ、いつも見慣れてるとはいえ...
...あっ、この頃はお久しぶりか?
「ほら、行くぞ!」
「あっ...ハイ...」
俺も、潔く浴衣とパンツを脱いで大ちゃんの後を追った。
横の洗い場で身体を洗い、大ちゃんは湯船に...
「あ―――///やべぇ、気持ちいい///」
......さて、俺はどうしようかな..?
身体を洗い終わった俺は、恥じらい半分、躇い半分を纏った両手で、前を隠して、アホみたいに突っ立てた。