第15章 『恋よ、永遠になれ scene2』~大野×二宮~
それから俺たちは、マネージャーに俺のマンションまで送ってもらった。
まあ、別にメンバー同士で一緒に帰っても不思議はないし、なんとも思ってないだろうけど、ちょっと意識しちゃうよ(*´з`)
「じゃあ、明日1時に迎えに来ます」
「おう、了解!ありがとね」
いつもより丁寧に受け答えして、マネを返した。
「お帰りなさいませ」
「はい、ただいま~」
コンシェルジュにも、笑顔で応対...
それはきっと俺の中で、これからいけないことしますよ、的な後ろめたさがあるからだろう...
その点、前を歩くこの人...
何の返事もリアクションも無しって。
どういう神経してんだか///
後で聞いたら、
「ニノが言ってるから、いいかと思って...」
だって...(-"-)
まるで自分ち帰るみたいに、さっさと歩いて、まっしぐらに俺の部屋に向かう大野さん。
部屋の前まで来ると、
「ニノ、鍵...」
「あ~、ハイハイ..」
どうでもいいけどさ、大野さん、こんなグイグイ来る感じだったかぁ~?
部屋に入って荷物を置いてから、
俺は、冷蔵庫を開けて、
「大野さん...なんか、飲む~?」
って聞いた。
「おまえは?」
「俺は、ビールかな?」
「じゃあ、俺もビール」
「はい、了解」
局で貰って来た差し入れのチーズケーキが今日のつまみ。腹は減ってないしな...
「これ美味しいね~!翔ちゃんの好きなやつだよね~...あっちも、二人で食べてるかな~♪」
「だな」
「でもさ、あの二人、付き合ってたなんて、すげ~びっくりしたよね!相葉さんはさ、翔ちゃん好きって、前から前面に押し出してたけど...翔ちゃんがっていうのは..」
「かずなり。」
「へっ??」