第14章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活②~櫻井×二宮~
俺の視線に気づいたカズが、膨れて俺を呼ぶ。
「もう~...何見てんだよ!!早く来て!」
「なんですぐ来ないの~?」
「カズの裸...見てた...」
「見ないで!スケベ///」
両腕を胸の前でクロスさせて、
いったい、何を隠してんだか...(^^;
俺は笑ってカズの横で全身を洗った。
先に入ったカズの後ろに回り込んで、
背中から、カズのことを抱き締めた。
相変わらずの、華奢な身体...でも...
カズの腹筋を指先でツーっとなぞると、彼はくすぐったがって身を捩った。
「ずいぶん、絞ったよね...カズ」
「それ、嫌味~?」
「そんなことない...暗殺教室の時から、
頑張ってたよね?慣れないジムに通ってさ♪」
「翔が一緒に行ってくれたから、頑張れた...ありがとね...翔」
素直なカズが、身悶える程に可愛い❤
指をそっと胸の先に移動させ、きゅっと摘まむと、カズから一瞬、鼻に抜ける甘い息が漏れた。
「あの映画の中で、美玲ちゃんのこと抱きながらさ...ここ、すげ~勃ってたよね~?」
少し意地悪く言って、俺はその先を指で捻った。
「あっ///...だって...あの時、凄く寒くて...
全身鳥肌立ってたんだよ~」
俺は、今度は両手で二つの粒を捻って、潰しながら、
「あんなの、俺以外に見せたら、ダメでしょ?美玲ちゃんだけじゃなくって、お客さん、みんな見てたからね~?...分かってんのかな〜...そこんとこ」
俺が与える刺激のせいで、
だんだんカズの身体は熱く震えだす。
「...ごめんなさい...でも」
「でもじゃないよ...お仕置き、しなきゃだよね?」
.........
カズは、潤んだ目で俺を見上げて、黙っていた。