第14章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活②~櫻井×二宮~
【 翔side 】
「わあ~...凄いね~...広い!綺麗!」
部屋に入るとカズが叫んで窓に駆けていく。
...ダブルルーム...ってさ(-"-)
ふざけんなよアイツ///
俺は、部屋の確認をしたときのマネの顔を、
思い出した...
やけにニヤついたと思ったぜ...
まあ、どうせ一緒に寝るんだからいいけどさ...
ホテル側にバレたら、変に思われるだろうが///
「翔!!見て~早くこっち来て!」
愛しのカズが、珍しくテンション高く俺を呼んでいる。
「なんだよ~....おー!!すげ~..」
窓から見える中庭には、無数の篝火が焚かれていて、なんとも幻想的な風景を映し出していた。
「綺麗だね~...」
その絵画のような景色にうっとりするカズの肩をそっと抱き寄せた。
「疲れた?」
「少しね...でも、平気だよ...」
そう言ってカズは、俺に頭を凭れかけてきた。
...なんて可愛いやつ(≧▽≦)
期待した目で俺のこと見上げるから、
その唇に、そっと自分のを重ねた。
疲かれてるからだね~、きっと。
だからもう、たったそれだけで、アレがムクムク勃ち上がってくる。
「お風呂入ろっか..?」
「うん...」
俺たちは手を繋いでバスルームに向かった。
大理石で固められた広い風呂場からは、
夜景と海...
大きなバスタブには、白いプルメリアの花が浮かんでいた。
......新婚旅行かよ(^^;
「もう~...なんか照れるよね~...」
何て言いながら、カズはさっさと服を脱ぎ捨て、
風呂場に入っていった。
俺は、透明な風呂場の壁越しに、
カズの姿を見ていた。
なんだか、勿体無くって...