第13章 『in the rain』~二宮×相葉~
【 雅紀side 】
かずが目を白黒させてる...
ふふふっ...そう言う顔も可愛いんだから❤
何が起こってるのか?みたいな顔してるかずに、
赤い合羽を着せて、ウィックを着けてみた。
.........ヤバい...(≧▽≦)
可愛すぎる...これじゃ、逆に目立っちゃうかな~?
「...何だよこれ~?何でこんな恰好しなきゃいけないんだよ、しかも俺が///」
膨れるかずに俺は説明した。
「まあ、聞けって!外は雨だよ?合羽を着て、フードを目深に被ってても怪しまれない...
ましてや片方女の子となれば、どっからどう見てもそこら辺に普通にいるカップルだ!
手を繋いで歩いてても、駅のホームでチュウしてても、誰も何も言わない!!」
「ホームでちゅ..ちゅう~??」
「まあ、それは例えだから、気にしないで♪」
...例えじゃないけどね~...
俺一回、そう言うのやってみたかったんだ~
まあ、かずには例えって言ったけど、
俺、マジですから///
呆れ顔でかずは俺のこと見てる...
そんな顔もね、俺、想定内だから///
玄関から大きな紺色の傘も持って来て、広げて見せた。
「あっぶね///ちょっと、そんなもん、
ここで、広げんなよ~!」
俺はそんなかずはスルーして、
「いざとなったら、この傘で隠しちゃえば、
誰にも見えないし、雨のカーテンが、俺たち二人を隠してくれるのさ、かず❤」
...決まったぜ///
全は急げ、だ!!
「よし!今から出掛けよ♪
雨の日デート...いつも車の中からしか見れないとこ、見に行こうよ~♪」
俺も緑色の合羽を着て、かずの手を握った。
「マジかよぉ~///」
嫌そうな振りするかずを引っ張って、
俺たちはマンションの外に出た。