第13章 『in the rain』~二宮×相葉~
しばらくして、相葉さんは帰ってきた。
なんか、紙袋をいくつも抱えてる。
「ただいまぁ~♪いいのがあったよ~(^^♪」
何かこの人の、このテンション...
ぜってぇ~変なこと企んでる(-_-;)
「だいたいさ、何買いに行ってたのよ?」
俺の質問に、
「待っててね~...えっと、これを..っと//」
彼は紙袋から何やら四角いビニール?
を出してきた。
色は、赤と緑...
赤って...翔やんじゃん///
「ハイ!これがかずね♪」
「かずね、って...これ何よ?」
彼はニヤニヤしてから、勿体ぶって答えた。
「これは、雨合羽で~す!」
...尼?...いや違う!!
雨合羽って、こんなの一体何するつもりなんだろう?
俺が黙って彼を見ているのに気付いた雅紀は、
「あれ?かず、確認ですけど、雨合羽、は知ってますよね~?」
「知ってるわ!雨が降ったときに着る奴でしょ?」
「正解です!」
「俺が聞いてんのは、これをどうするのか、って話」
相葉さんは、赤い四角から合羽を取り出した。
...それは合羽、と言うよりは、ポンチョ風のお洒落なやつで、レインコート、って言う感じ。
相葉さんは嬉しそうにそれを俺に着せようとする。
「こうやって~...えっと、ここ止めればぁ...
できた!!超かわいい...あっ、ちなみにこんなのも買って来たんだ~...」
そう言ってもう1個の紙袋から出して来たのは、セミロングのウィック...
でも、これって、女の子用じゃ~...?
「赤いレインコートの女の子と、
緑の合羽来た雅紀くんが、今からお外で、
ラブラブデートしま~す!」