第12章 『誰にもあげないよ!』~大野×松本~
...目を閉じて、智の顔を思い浮かべながら、ソコを指で触り、もう片方の手を、胸の先へ這わした。
「...ぁ..」
やべぇ...俺今日、すげ~敏感かも(*ノωノ)
その時。
「潤!用意できたよ..って///
何やってんの?」
「えっ??...やっ..えっと..何も..」
しどろもどろの俺の手を智はグイッと引くから、立ち上がった俺の真ん中で、
緩く勃ち上がった『じゅんくん』が、
お湯の中から登場した。
「潤...もう、そんなにして...フフッ」
笑われた///傷付いた...( ;∀;)
俺は、拗ねた顔して彼の手を振り払い、反対側を向いて湯船に沈んだ。
「潤...何?おいでよ...なんで怒ったの?」
「...怒ってない///」
「......」
少しの間沈黙が流れ、智が動く気配がして
風呂のドアが閉まった。
...えっ?うそだろ?
智が出て行ってしまったと思った俺は、
慌てて振り返りながら立ち上がると、
ドアの前に、腕を組んで仁王立ちの智が、
ニヤニヤしながら、俺のこと見ていた。
...くっそ///騙された~///
ちょっと悔しかったけど、
智に出ていかれなくて良かった..って、ホッとしたから、俺は智が差し出した手をぎゅっと握った。
バスローブを着て部屋に戻ると、
大きなテーブルには、見た目にも華やかな料理が、たくさん並んでいた。
「すげっ...」
俺が言葉をなくしていると、
「よし!!頑張って食うぞ~!」
張り切って椅子に座る智に、ほっこりさせられながら、彼の向かい側に腰を下ろした。